2014年11月2日日曜日

一眼レフの位相差AF微調整料金

保証期間外で一眼レフの位相差AF微調整料金をインターネットの口コミやら会社のHPやら調べられる範囲で調べてみた。以下すべて「・・・らしい」という料金である。正確には見積もりをとったり、購入前でも相談窓口に電話をしてみてほしい。

canon
本体+レンズで 撮像素子清掃料金の 1050円(税込)

nikon
HPの修理料金によると
nikon D3300  ピント不具合 12,857円 ファインダーゴミ清掃でもこの値段。おそらく一律。
nikon AF Micro 60mm F2.8D ピント不具合、レンズゴミの清掃 11,700円。部品代を含むと16,500円
口コミでもこの程度の価格なので多分正しい。

pentax
K3 ファインダー、ピント ¥18,792
K3 素子ゴミ清掃のみ ¥1,080 ←本体だけならこれでAF微調整もやってくれるのだろう。
HD 35/2.8 Macro Limited ピント ¥12,312。ゴミ・カビ・汚れ も¥12,312 なので一律らしい。

sony
sonyは高いだろうな。(調べず。)


一眼レフは本体はレフ板のショックが積み重なるわけで、手ぶれ補正があると位置のずれは余計に大きくなるはず。レンズにしても丁寧に扱っても、リングを回したりするし、また小さい衝撃なども重なり、経年変化も含め機械にずれが生じないとは信じられない。
nikonはAF調整は不要という公式見解だそうだが、実際にAF調整してピントが合うようになったという人もいるので調整は絶対に必要なはずだ。


canon X7や最近のミラーレスカメラは位相差AFとコントラストAFと両方のハイブリッドがはやりになっている。位相差AFがずれていると全体のAF速度に影響を及ぼすはずだが、どう補正しているのだろうか。かなり正確なものを両方同時にもっているのだからコントラストAFの情報で位相差AFのピントを補正学習しながらやっているのだろうか。だとしたらそれを宣伝しているはずで、一眼レフでも当然そうしているはずなので、そんなわけはないだろう。ソニーα7にAF微調整が付いているのは分かったが、位相差AFも使ったミラーレスカメラでAF微調整は可能な機種は他にはないらしい。

カメラはボディ+レンズで成り立つ。カメラ本体は保証期間内に調整するとして、レンズ資産はどうなるのだろう。AF調整機能が無い位相差AFカメラはあくまでエントリーということなのだろう。また、ミラーレスでもレンズ資産のためにAF調整機能が上位機種では必須になるのだろう。


追記:2014/11/3
nikonは「ベストピント調整」という修理・点検項目があったそうだが今はない。
http://rainbow55.exblog.jp/16199442/
参考
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000151480/SortID=13104236/

canonは「AFマイクロアジャストメント」と書いている。

sonyはAマウントコンバータを使うとAF微調整が可能。Eマウント間ではAF微調整不可。

2014年10月5日日曜日

カメラとレンズの傾向

kakaku.comからデータを読み取ってみた。
以下書くのはカメラに詳しい人なら知っていることだがデータからそれを読もう。
ミラーレスが左側のcanon/EF-M,nikon/1,sony/E, μ4/3マウントであり、
一眼レフが右側のpentax/K, sony/A,canon/EF, nikon/Fマウントとなる。
pentaxの645は除いている。

まず、カメラとレンズの価格帯
プロ用は数百万するレンズがあり、小さい方の値が分からなくなってしまうので50万円を最大としている。
  • 現在カメラ本体とレンズのプロ仕様はcanonとnikonしかない。
  • カメラ本体はcanon,nikonを除くと皆同じ価格帯で勝負している。
  • μ4/3は特に安価な製品がある。
  • レンズはミラーレスと一眼レフとで高価なレンズの価格帯に明確な差がある。



次にレンズ数の比較を行う。棒グラフだと見辛いので折れ線グラフにしている。



  • sony/Eマウントはレンズが足りない、一方、μ4/3はほぼレンズの種類がそろったと言われる。そういわれるためには50種類では足りなく80種類ほど必要ということになる。
  • フォーマットの歴史を考えてもμ4/3のレンズ数が多い。パナソニックとオリンパスの二社がやっていることが大きいのだろう。
  • sony/Aマウントの単焦点レンズ数が少ない。sonyがレンズ固定式で単焦点の素晴らしいカメラを作ることは実はこの辺りの層の薄さと関係しているのかもしれない。
  • pentax/Kマウントは良い単焦点レンズ多いと言われているが単焦点レンズの比率からして高い。
  • canon,nikonは単焦点レンズ数が特に多い。プロ、セミプロは単焦点を使う、ということを裏付ける。


マクロレンズ数も見ると


  • ミラーレスカメラはマクロレンズの品ぞろえがあまりに薄い。
  • 特に、μ4/3はレンズ総数は多いのに、マクロレンズは3本しかない。マクロレンズの品ぞろえがあまりに悪い。
  • マクロ好きで本格的にやりたい・やる可能性がある人は一眼レフを買うしか選択肢がない。

あるマウントで良いレンズが多い・少ないと言われるのは質の問題でなく単に数の問題であることがわかる。


コミュニティの規模を見るために各製品の口コミ数の最大を書いてみる。


  • canonが圧勝となる。現在のアクティブなユーザーでキャノン派はニコン派の倍近くいるのだろう。
  • Eマウントとμ4/3はさほど人数に差は無い。次で示すレンズ板の傾向を考えるとsonyはうまいカメラ本体作りとマーケティングを行っていることになる。また、レンズの不足を補うために次々と本体の方で話題作りをしないとカメラ屋としてやっていけないのかもしれない。
  • fujifilmはまだまだ人数が少ない。一眼レフもやっていることから自社内で立ち位置が微妙なcanon,nikonのミラーレスカメラに負けている。fujifilmは宣伝が下手なことが関係しているのだろうか。APS/Cでは圧倒的に画質が良いと言われるので期待したい。
  • canonのミラーレスが人気。あまり宣伝している気はしないが、canon userがサブ機として購入するのだろうか。
レンズの口コミ数の最大数(ただし自社分のみ)はこうなる。

  • canon, nikonは本体、レンズの比率がほぼ同じ。レンズ交換式カメラはそうあるはずだが、本体に興味がある人はレンズにも同程度興味を持っているということになる。
  • ソニーはカメラに対してレンズが負けていると良く言われる。それがソニーのレンズ板が盛り上がらないことに反映されているのだろう。それともレンズを変えない人が多いのだろうか。EマウントAマウントともにカメラ板に比べてレンズ板はあまりに人数が少ない。E,Aマウント共に同じ傾向なので客層の問題ではなくレンズ層側の問題と思う。ミラーレスは欠点が年々克服され、一眼レフとの性能差がなくなりつつあるが、もし良いレンズが無いとしたらステップアップしたい人は別のマウントに移るしかなくなる。ミノルタを買収したし、センサーを他の会社にも売っていると言ってもsonyはカメラ屋ではなくエレクトロニクス屋、もしくは家電屋ということなのだろうか。Eマウントで初期の頃から解決していない課題と思う。
  • Nikon/1マウントの人数が比較的多い。Nikon製の良いレンズがあるのだろう。

2014年8月6日水曜日

1950年の100ドルが現在幾らか考察

大学初任給など日本の高度経済成長期に大きく変わったものは比較データとして使えない。商品の価格も先進国になると人件費は高くなり、一方大量生産で価格が大きく下がるものもあり比較が妥当かどうかは分からない。

食べなければ生きていけないので農産物で比較してみる。
米価格は昔は相対的にとても高かったのが分かっているので比較データとして採用しない。(そんな高い米を日本人は主食として食べさせられていたということで農家は大儲かりだったわけだが。)

農産物価格全般から見積もってみる。
http://www.ier.hit-u.ac.jp/COE/Japanese/discussionpapers/DP99.8/shintani-fig.PDF
に1950年から1996年までの日本農産物価格指数がある。これによると約6倍になっている。
当時はドル円レートが固定で360円。1996年は約110円である。為替差が3.5倍としておこう。
これによると6倍*3.5 = 21倍の価値があることになる。つまり1950年の100ドルは農産物価格として日本円に直すと1996年の時点で約21万円となる。

こちらに1970年からの穀物国際価格がある。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/jki/j_zyukyu_kakaku/pdf/kaka_801.pdf
価格が落ち着いている時期でトウモロコシや小麦の安定している物だとドル価格としは倍程度でしかない。2014年はドル円レートは100円。2倍*3.6=7.2。
1950年と1970年の価格差がほぼないとすると当時の100ドル=7.2万円となる。1950年と1970年の価格差が分からないが、日本の農産物の価格推移からは値上がりはしているがそんなに変わっていない。1.2程度だろう。国際価格も同程度とすると7.2*1.2~8.5万円程度になる。

「約」を除いて書くと、当時の100ドルは今は240-600ドル、円では8.5万円-21万円。

2014年8月4日月曜日

ワークチェア

どの椅子が良いのかは体格によるので座って試すのが一番。

以下は私の体格での問題点。

aeron chair

がっちりしていてかなり良い椅子ではある。実際に自分の椅子として使用して、欠点だけ書くことにする。
この手の椅子は後ろに座ってランバーサポートをさせる椅子なのだが、後ろに座ると私は
×座面長調整ができないのでひざ裏が当たる。
×肩骨も当たる。
基本的に脚が長い欧米人用の椅子である。脚の長さが合えば最良の椅子だろう。
しかし、座面長調整ができなく、もう設計が古い椅子なのだなと思う。embody,mirra2など最近の椅子は座面長の調整が可能である。

Herman Millerの椅子の長所は皆つくりがしっかりしてぐらついたりしないことだろう。Herman Millerの椅子に比べると他のどの椅子も座った感じは頼りない。


ergohuman

○座面長調整が可能

△ランバーサポート機構は面白いが、ばねが緩くて実はあまり効果は無いのではないかと危惧する。
○オットマンがオプションでついてリラックスできる。
○1スイッチで3つの動作が可能で分かりやすい。
○安い。


この椅子は背中面も上下に動くが、一番下にしないと私は肋骨裏に当たる。調整に注意。



以下はオカムラの椅子。メッシュ張りで構造材がむき出しだが、オカムラの椅子は構造材が骨にあたるということが無い。GIUGIAROのデザインでデザイン優先であるが、そのあたりの細かい調整が日本製ということなのだろう。

contessa

○座面長調整が可能
○ランバーサポートが面で来て、上下だけでなく前後にも調整可能。

aeronと比べてメッシュが頼りない。(実際の耐久性を言っているのではない。)
ヘッドレストは大型が選択可能。必ず大型を選ぶこと。

baron

○座面長調整が可能
×ランバーサポートが線で腰に来て、当たりがやや痛い。
aeronと比べてメッシュが頼りない。(実際の耐久性を言っているのではない。)

contesssaとbaronは座面の形も違うので注意。

日本製ということもあるのだが、contessaもbaronもなぜか価格が高い気がする。座った感じから価格を想像すると7,8万円なのだが実際は50%増しの価格になる。その理由を考えてみると
  • 製品の線が細くて、頑丈さがない。いや、Herman Millerがむしろ頑丈すぎるのだろう。
  • 幅が小さ目の椅子である。
  • 最大の理由はaeron chairと比べてメッシュが頼りなくて安っぽく感じるせいだと思う。

leopard

前傾もできる面白い機構の椅子。座る位置で椅子の角度が大きく変わる。座面の前部に座ると前傾で止まり、後部に座ると後傾、リクライニングする。

将来の椅子は皆こういう機構になるのではないかと思う。しかし、後傾時に背もたれ角度のロックができないなどオフィスチェアとしては機能が全然足りない。今はまだ発展途上の椅子という感じ。また、この椅子もとても高い。

duorest

座っていないが、妙な書き方をしている製品があるので書いておく。
「デュオレストとは...。今までにない座り心地が徐々に評判を呼び、ドイツにてオフィスチェアへ変身を遂げる。特許取得国家は最大で24カ国にいたった。」
ドイツ人が開発し、ドイツの会社であるかのようが書き方をしているが次の文章が
ドイツはもちろん韓国で大ヒットし、2005年より日本でも販売を開始する。」
突然韓国が出てきている。はたしてどこの国の会社なのだろう?

調べるとドイツで開発したチェアの版権を韓国資本が買収し設立されたブランドであることがわかる。

どうしてこんな文章になったのだろう。なお、上の文章は代理店HPの記載であることを明記しておく。

2014年2月23日日曜日

携帯電話

しばらく前にauの直営店でiphoneの契約をした。店員がいろいろと説明をするわけだが、いろいろと独自の名前が出てくる。例えば、auスマートパス。名前から何なのか判断できるだろうか。それはいいのだが、私はauスマートパスを付けなかった。というのはすでにipadを数年間使っていて使いたいソフトはすでに購入していたからだ。

契約時の話に戻る。webではじめに必要なパッケージを選んでおいたし、店頭の予約もwebから行った。だから情報はすでに店舗へ行っていた。店舗での説明では、店員が私が選らんだoption表でなく、冊子を見せながらoptionの説明を再度行う。そして、auスマートパスの説明をした。webで決めていた通り私は契約をしなかった。説明が続く・・・。いろいろと分かりにくい、覚えにくい名前がでてくる。だんだん頭の中に入らなくなる。そして落下時などの追加保障の説明が行われた。それはauスマートパスとセットであるという。理解していてwebでそれは外したのだが、この人は何の説明をしているのだ、と思って、auスマートパスは契約していませんよね。というとお客さまは契約はしていないという。声が明らかに苛立っていた。

好意的に解釈すると、店員はこの説明を何百回もしているのだろうな、と思った。何度も説明していて面倒なのだろう。物わかりが悪い客だな、と思ったのだろう。しかし、どうしてわざわざ分かりにくくして説明をして、説明が分かりにくいことが理由で質問をしたのに、苛立つのだろう。

百歩譲って苛立っていなかったとしよう。私は、分かりやすくして説明する、のも仕事の一つで、自分の仕事内容を分かりやすい形にせずに説明する、という態度にとても腹が立つ。分かりやすくする、というのは、想像力を働かせてほんのちょっと相手の立場になりすこし余分に労力を使うというだけのことなのだ。ましては携帯電話の契約の仕方はマニュアルがあり、店員はその通りにやっているだけだろう。マニュアルを作った人はそのやり方でいいと思ったのだろうか。

契約後に対応のアンケートというのが来たが、まったく無意味な内容だった。そのアンケートで一体何を見るつもりなのか分からなかった。free talkと異なりアンケートというのは設問によりでどんな結果でも引き出せるものだ。バイアスがからない中立なアンケートなど存在しない。どんなテーマでも良いが、ほとんどの場合に設定者の求める結果を出すように設問を書くことができるだろう。その意味でauのアンケートは単なる自己満足だとしか思えなかった。

閑話休題、どんなに良い商品でも、使うのが人である限り、そして物流や修理にも人が絡む限り、最後は人と人の関係になる。商品がいかに良くても、売り側担当者の印象が悪いとすべて台無しである。逆に商品が多少悪くても、最後の部分で挽回ができる可能性がある。だから、客と直接接する営業や、インターネットで商品を購入するとしてそれを届ける宅配担当者、そしてサポート担当というのはインターネットで商品を購入する現代においても重要であり、商品価値を上げるための最後の重要な要素である。

今でも覚えているが担当者は説明時にだんだんイライラしてきたようで、聞いていた私はとても嫌な気分になった。appleはiphoneで最高の経験を、というが、契約時の担当者が私にとってのiphoneの商品価値を大きく下げた、と言っても過言ではない。

しかし、日本には携帯電話会社が3つしかない。アメリカのような自社回線を持たない携帯電話会社というのが実質存在しないので選択肢がとても少ない。だから、ひどい対応をする・してきた会社で契約者数がどんどん減っていてもでも会社の危機とはならずに何とかやっていける。そんな業種はおそらく電話関係だけではないだろうか。私に関しても、不満はあるが次どうするか、となるとまたauになるかと思う。

再度、しかしであるが、PCという選択肢が多い場合は話は変わってくる。例えば、Vは初期において商品がひどかったし、サポートセンターも輪をかけてひどかった。見栄えが良い商品を売れば、故障しても良いし、修理のサポートもまともにできなくても良いと思ったのだろうか。私がV PCを持っていた時はひどかった。PCは安くはない。しかも環境を整えるのも時間がかかる。買ってしまったPCがひどくても使い続けるしかない。私はVのみならず二度とS社の製品を買うまいと誓ったほどだった。Vのデザイン力があればPCでappleに匹敵するブランドになれていたはずなのにみすみすその機会を逃したのだと思えてならない。野暮ったいデザインで、高価格だが人気のPanasonic Let's noteシリーズとは好対照である。Let's noteのサポート担当者は問題が起きて連絡をすると素晴らしい対応をしてくれる。PC自体も壊れにくいし、割高だが再度買っても良いと思えるという意味で、もしサポートの質を金額に変換して、商品自体、サポート、修理など全部を数値化することができれば、Let's noteは決して割高な商品ではないということなのだろう。

2014年2月16日日曜日

AX2の横のボタンが壊れた

私は鞄に入れてLet's noteAX2を毎日持ち運んでいる。

気づくと横にあるボタンのうち「-」だけが機能しなくなっていた。
web pageの説明をよく見るとキーボードを含め他の部分の頑丈さは宣伝しているが、このボタンは範囲外なんだな。