2015年11月24日火曜日

イヤホン

私は昔はノイズキャンセラーヘッドフォンを使っていた。電池はエネループの単4の電池数セットを使い回していたのだが、充電直後でもぷつぷつと切れてしまうようになった。エネループの電圧が落ちてきてしまったのか、もしくはノイズキャンセラーヘッドフォンの方がおかしくなったのか分からないが、電池が無いとノイズキャンセラーヘッドフォンは使用不能である。

そのため耳栓を兼ねたカナル型を使うようになった。購入にはレビュー記事やVGPの結果を参照し、購入したのはaudio technica ATM-IM01である。当然IM02,IM03と比べた。
  • IM02は高温がきれい出る。しかし、M02は2BA機であり、BA切り替えの為引っ込んでいる周波数があるのか、そもそも高温が出過ぎなのか、私の耳では中高音のバランスがおかしいと感じた。
  • IM03はIM01の正常上位機種だろう。IM01ではこもっていた音がすっきりと聞こえる。音域もIM01より広い。予算があればIM03を買っていた。
  • IM01はバランスは良いがIM03よりこもって聞こえる。しかし、許容範囲内であるのでIM01を選択した。
  • IM04はデモ機が無かった。
結局IM01を購入したが、これは聞き疲れしない音を出す。レビューを見ると同じ事を言っている人が多い。聞き疲れしないかどうかは長くて数分の店頭の視聴で判断できることではなく、運が良かった。そして、さすがに高い機種だからか耳に良く合う。

と、書いたが、イヤホンのレビューを見ていると言っていることが全く正反対は事がよくある。IM02,IM03と比べてIM02最高という人も居る。IM01最悪という人もいる。なかなか不思議な現象である。ゾンビのように耳が腐っているとかいう問題ではなくカナル型は耳の形に依存してしまい聞こえ方が人により異なるということなのだろう。

調子に乗って運動用に安いカナル型イヤホンを購入した。5千円以下を聞き比べた結果JVC-FXH20を選択。最も売れてる機種の一つとのこと。聞いてみると確かに良い。しかし、家に帰って長時間聞いてみると、きわめて攻撃的な音で、聞き疲れする。agingで攻撃度は少なくなったがIM01に比べると長時間は疲れる。しかし、メリハリの良い音を聞きたい場合は合っている。FXH20はイヤーピースがなかなか合わずに苦労した。そんなに耳が小さいわけではないはずだが、結局最も小さいイヤーピースを選択し、ぎゅっと押し込むことで安定して装着が可能になった。

この価格帯だとshure 112の音も好みに合って良かった。FXH20よりも攻撃的なことは無いはずで、112の方が聞き疲れしないに違いないが、昔、外国製品の不良品の交換でとても時間がかかって言語同断だったことがあったので外国製は外している。

調子に乗って新しいイヤホンを探している。効果なイヤホンを買うことに意味があると思えたので次はもっと高価はモデルを選択したいと思った。聞き比べたところ、IM01とはかなり周波数バランスが異なるがJVC FX850がよさそうだった。IM01の中域に集まった周波数バランスでなく、高、低周波数に広いという印象を持った。好みの音で異なる特徴を持っているのでちょうどよいだろうと思える。

audio technicaのIMシリーズがとてもよかったので、ATM-CKR9、CKR10も試してみた。これは店によってかなり評価異なった。ある店で聞いてみた時は透明度が高く良い音だった。しかしその後、別の店で聞いてみると、製品化するのが理解できないほど酷い音だった。ネットの評価でも100点か、0点かの評価を付いている。個体差がかなり大きいのか、agingの効果がとても大きいのか分からないが、私が経験した事が他の人にも起きているのだろう。危険なのでCKRシリーズは選択肢から外す。

イヤホンに興味を持ち探していると、イヤホンを製造している会社はとても多いことが分かる。外国の会社だと思っていた会社が実は日本の会社であったりする。私はfinal audioが外国の会社だとずっと思っていた。final audioのline upに比べて流通していない状態を見て、日本の会社が作っていると思う人がどれだけいるだろうか。というよりオーディオはマニア向けの会社が多いということなのだろう。他にも、特徴がある製品を作っている日本の会社がある。
  • 茶楽音人:とんぐり、ちょんまげ、と製品の形と名前をお笑いの方向に寄せている。
  • acoustic effect :写真を見る限りとても綺麗なイヤホンでmade in Japanにこだわっておりとても興味がある。しかし、火山国日本での使用で、銀線は硫黄と反応して劣化しないのかが気になる。妻の銀製のアクセサリーを温泉に持っていったらあっという間に真っ黒に変色したことを思い出す。
閑話休題、せっかくの日本の会社で良いものを作っているのにあまり流通してもいない状態は何とかならないだろうか。