以下書くのはカメラに詳しい人なら知っていることだがデータからそれを読もう。
ミラーレスが左側のcanon/EF-M,nikon/1,sony/E, μ4/3マウントであり、
一眼レフが右側のpentax/K, sony/A,canon/EF, nikon/Fマウントとなる。
pentaxの645は除いている。
まず、カメラとレンズの価格帯
プロ用は数百万するレンズがあり、小さい方の値が分からなくなってしまうので50万円を最大としている。
- 現在カメラ本体とレンズのプロ仕様はcanonとnikonしかない。
- カメラ本体はcanon,nikonを除くと皆同じ価格帯で勝負している。
- μ4/3は特に安価な製品がある。
- レンズはミラーレスと一眼レフとで高価なレンズの価格帯に明確な差がある。
次にレンズ数の比較を行う。棒グラフだと見辛いので折れ線グラフにしている。
- sony/Eマウントはレンズが足りない、一方、μ4/3はほぼレンズの種類がそろったと言われる。そういわれるためには50種類では足りなく80種類ほど必要ということになる。
- フォーマットの歴史を考えてもμ4/3のレンズ数が多い。パナソニックとオリンパスの二社がやっていることが大きいのだろう。
- sony/Aマウントの単焦点レンズ数が少ない。sonyがレンズ固定式で単焦点の素晴らしいカメラを作ることは実はこの辺りの層の薄さと関係しているのかもしれない。
- pentax/Kマウントは良い単焦点レンズ多いと言われているが単焦点レンズの比率からして高い。
- canon,nikonは単焦点レンズ数が特に多い。プロ、セミプロは単焦点を使う、ということを裏付ける。
マクロレンズ数も見ると
- ミラーレスカメラはマクロレンズの品ぞろえがあまりに薄い。
- 特に、μ4/3はレンズ総数は多いのに、マクロレンズは3本しかない。マクロレンズの品ぞろえがあまりに悪い。
- マクロ好きで本格的にやりたい・やる可能性がある人は一眼レフを買うしか選択肢がない。
あるマウントで良いレンズが多い・少ないと言われるのは質の問題でなく単に数の問題であることがわかる。
- canonが圧勝となる。現在のアクティブなユーザーでキャノン派はニコン派の倍近くいるのだろう。
- Eマウントとμ4/3はさほど人数に差は無い。次で示すレンズ板の傾向を考えるとsonyはうまいカメラ本体作りとマーケティングを行っていることになる。また、レンズの不足を補うために次々と本体の方で話題作りをしないとカメラ屋としてやっていけないのかもしれない。
- fujifilmはまだまだ人数が少ない。一眼レフもやっていることから自社内で立ち位置が微妙なcanon,nikonのミラーレスカメラに負けている。fujifilmは宣伝が下手なことが関係しているのだろうか。APS/Cでは圧倒的に画質が良いと言われるので期待したい。
- canonのミラーレスが人気。あまり宣伝している気はしないが、canon userがサブ機として購入するのだろうか。
レンズの口コミ数の最大数(ただし自社分のみ)はこうなる。
- canon, nikonは本体、レンズの比率がほぼ同じ。レンズ交換式カメラはそうあるはずだが、本体に興味がある人はレンズにも同程度興味を持っているということになる。
- ソニーはカメラに対してレンズが負けていると良く言われる。それがソニーのレンズ板が盛り上がらないことに反映されているのだろう。それともレンズを変えない人が多いのだろうか。EマウントAマウントともにカメラ板に比べてレンズ板はあまりに人数が少ない。E,Aマウント共に同じ傾向なので客層の問題ではなくレンズ層側の問題と思う。ミラーレスは欠点が年々克服され、一眼レフとの性能差がなくなりつつあるが、もし良いレンズが無いとしたらステップアップしたい人は別のマウントに移るしかなくなる。ミノルタを買収したし、センサーを他の会社にも売っていると言ってもsonyはカメラ屋ではなくエレクトロニクス屋、もしくは家電屋ということなのだろうか。Eマウントで初期の頃から解決していない課題と思う。
- Nikon/1マウントの人数が比較的多い。Nikon製の良いレンズがあるのだろう。