2015年12月30日水曜日

イヤホン考

イヤホンで気になっていたことが書いてあるのを今更ながら見つけた。
http://ocharaku.jp/sound/service/
「カナル型ヘッドホンを装着し外耳道を塞ぐと外耳道の長さで共振し」とあり、小さい空間で密閉することで共振することと彼らの共振解決法が説明してある。

また、試すとすぐにわかるがイヤホンが耳からずれた状態では高音ばかりが鳴り、イヤホンが耳にピッタリ嵌ると低音が聞こえるようになる。更にイヤピースでの密閉具合だけでなく、スパイラルドットイヤピースのように、イヤピースの内部の表面で音が変わるわけであるから、イヤホンで聞いている音が各人音が大きく変わることは当然であり、ある条件下で測った周波数特性から、人の耳でそのイヤホンの微妙な違いを議論することは完全に無意味である。

一般的にとても良い音と評価されていても、それがある人の耳にとって良い音である保証はない。自分の耳で視聴するしかない。

2015年12月21日月曜日

finalのモニター販売が変

アウトレット販売について
パッケージにキズがある商品、イヤホンに目立たないキズがある商品を・・・。

モニター販売
「モニター販売」とは、輸送中にパッケージに傷が付いてしまったものの、製品自体には問題のない新品を・・・購入後3週間を過ぎてもレビューをご投稿いただけない場合は、モニター価格適用外となり、定価でのクレジットカード決済をさせていただきます・・・。

パッケージに傷が付いてしまったものを箱無しで売るからoutlet価格でないの?どういう論理?なんかがっかりする。


2015年12月19日土曜日

イヤホン再び

e-earphone秋葉店は休日なのでがやがやしている。体調は60%。

カナル型イヤホンは耳に合うことが第一条件。以下は私の耳での感じ方にすぎない。

IE80,EPH-100はFXH20と同じく中口径のドライバをなるべく耳に近づけて置く形なのだな。この方式は耳に嵌ればとても良い音を出すのだが、耳に合わないとどうにもならない。

IE80 私の左耳が右耳より少し小さい。IE80は左耳にはハウジングと耳が干渉して右耳だと可能な適正な位置に合わせられない。ドライバ口径が大きすぎるせいである。私の耳より小さい人、おそらく日本人女性の大半、はうまく嵌らないのではないだろうか。
EPH-100 ドライバ口径が大きく、イヤーピースが私の耳には意図通りに機能していないはず。それにこのフランジ小さくないか。その影響かスネアドラムのスナッピーがやけにしゃりしゃりと主張するのが気になる。この価格帯ならBA嫌いでなければ安い店でIM01を買った方が良い。
ER-4S  うるさい店内なのでvolumeは上げているが、100Ωの本機でもiphone5Sのvolume 3/4程度で聴くことができる。なるほどflatだ。しかし面白味がない。iphone5Sだとpower不足も影響しているかも。ER-4Pの方がよいのだろうな。しかし、4Pの視聴機が無いのはなぜ。
X10,X11 面白い形。小さくて嵌り具合も良い。single BAでハウジングが小さい割に結構良い。
RHA T20 結構良い。重いが嵌り具合も良い。しかし、耳の後ろへ通す部分の強度に問題あるようで構造体が壊れかけているように見えるのだけど・・・。残念。
e-q8 高温は綺麗だ。私の耳には全然低音が出ていない。
FX1100 開放型なので盛大に音漏れをしている。カナル型とは言っても外音をたいして遮蔽するわけでもないので、聞く場所を選ぶ。低音の響き方が独特。ハウジングなのか、ウッドコーンなのか耳から、離れた方向へ向かって鳴る不思議な響き方をする。
W40 UM pro30と同じドライバの音が聞こえる。私にはpro30との違いより同じところだけが耳に付く。 角を無理やり丸めているために聴き当たりを良くしている聞き疲れはしない音。ripplingが良くなくて音がひずんでいる部分がひずみが小さく良い音に聞こえる。westoneの新型BAドライバは皆この角を丸めた音がする。
DN-2000 sonyと違い、BAとdynamicで音質をそろえてfull BA機のようにうまく出している。しかし、3万円する割には、若干音がこもっているように聞こえる。
heaven viii 同じく金色のheaven viより音域が低音、高温方向へかなり広がっている。finalの意図通りの優しい音だ。e-earphoneの7万円ちょいは現在の最安値かもしれない。

2015年12月9日水曜日

体調が良い日にイヤホンを視聴時のメモ

カナル型イヤホンは通常は外耳+イヤホン筐体を一体化して密閉して音を鳴らす。外耳の形、大きさ、太さは人による。キラキラ感とかは同じだが、ある人にとって低音が良いとか高音が良く聞こえるとかいうイヤホンが別の人にとって同じく聞こえ方をするとは限らない。イヤーピースで音が変わるのであれば耳の形の差の影響の方がはるかに大きいのは言うまでもない。

体調が良い日に聞くとどうなるか。

FX1100: かなり良い。体調が良い時はこのイヤホンのあらが気にならない。BA型というか密閉型によくある閉塞感が無いのが良い。FX850よりこちらが良い。私の耳では重いわりに安定感がある。私はイヤホンをしながら歩き回ろうとは思わないので問題ない。
FX850,FX1100はくっつけなくても良い音で聞こえる。密閉しないでイヤホン筐体だけで鳴らす筐体デザインで外耳の形にあまり依らない。カナル型とインナーイヤ型の中間的な存在だろう。つまr、デザイン的にカナル型と言われる割に音漏れは大きい。

ortofon e-q7 e-q8: 耳に押し込んで、筐体だけぷくっと戻る感じが面白い。高音が綺麗。差はほぼ無いが、銀線のe-q8は少しだけe-q7よりさらに綺麗。しかし、ブラインドテストをして両者を聞き分けられる自信はない。私には低音の音量が全然足りないように聞こえる。耳の形が合わないのだろうか。

黄金聖闘士の耳ガードのようなfinal heaven viii 低音も良く鳴る。私の耳では重いわりに安定感がある。final heaven viも良い感じ。ortofonより透明感が少しだけないが低音がはるかに出る。低音はもちろんFX1100,FX850にはかなわない。やや密閉型特有の閉塞感がある。

ATH-CKS1100: CKR10,CKR9よりは良いが、音の違和感があまりに大きい。どうしてこんな音なのだろう。耳に合わないのだろうか。

ATH-IM03: これは素晴らしい。kakaku.comで4.81/20件は伊達ではない。ある程度件数があるカナル型機種の同じ価格帯でtopだ。ある程度件数があってこれを超えているのは価格帯が全く違うWST-W60,EPH-100になる。


2015年12月5日土曜日

体調が悪い時にイヤホンを聞きに行く

体調が悪い時にイヤホンを聞きに行くと印象が全く違う。体調が悪くなると私の耳は低音の感度が下がるらしい。その日の印象をメモしておく。

sony EX1000 : 面白味は全くないが、reference機として素晴らしい。

shure 215: 今日は聞ける音だ。
shure 535LTD 耳に合わない。なぜ215と装着感が違うのだろう。

JVC FX850 音が固い。この前感じたクラシック音楽での楽器の音の輝きや躍動感はどこへ行ったのだろうか。final heaven viii viiで感じない、中音の楽器が重なるところでの音の濁りをFX850では感じた。値段が倍違うので違いは当然ではある。
JVC FX1100 FX850よりはやわらかい音だが依然として固い。この前は大きな差があると思った低音はFX850より出ているがさほど差は無いと感じる。
JVCのイヤホンは全体的に音が固いと感じる。

westone UM pro30  今日は普通だ。角が取れた優しい感じはどこへ行ったのだろう。外耳孔に刺し込む感じが嫌。

sennheizer IE80 良さが分からない。つまみを回して低音を出したい。耳に合ってないのだろう。

audio technica CKR10, CRK9 良さが全く分からない。
audio technica CKS1100 CKR10,CKR9と同じ型のdriverだがとても良い。(13mmと 12.5mmと外径が異なる。)
audio technica IM01 自分のと同じはずだけどなぜか耳に合わなく音もスカスカ。

DUNU DN2000 BAとダイナミック型が同種の音を出して音質が音域間で繋がっていてハイブリッド機として良くできている。音の柔らかさでfinal heaven viii,viiの方が遥かに良いが、そもそも値段が全く違う。
DUNU DN2000J 低音が足りない。

final heaven viii, vii   宣伝文句と同じく聞き疲れしない音。音が柔らかい。FX850で感じた中音楽器同士音の重なり合う時の音の濁りが無い。この日の体調では最も好感を持てた。viii,viiの方が柔らかいが、vi,v,ivは価格相応に悪くない。メーカー内よりメーカー間の差の方が大きい。

体調が悪い日は疲れない柔らかい音を選ぼうとするということか。

2015年11月24日火曜日

イヤホン

私は昔はノイズキャンセラーヘッドフォンを使っていた。電池はエネループの単4の電池数セットを使い回していたのだが、充電直後でもぷつぷつと切れてしまうようになった。エネループの電圧が落ちてきてしまったのか、もしくはノイズキャンセラーヘッドフォンの方がおかしくなったのか分からないが、電池が無いとノイズキャンセラーヘッドフォンは使用不能である。

そのため耳栓を兼ねたカナル型を使うようになった。購入にはレビュー記事やVGPの結果を参照し、購入したのはaudio technica ATM-IM01である。当然IM02,IM03と比べた。
  • IM02は高温がきれい出る。しかし、M02は2BA機であり、BA切り替えの為引っ込んでいる周波数があるのか、そもそも高温が出過ぎなのか、私の耳では中高音のバランスがおかしいと感じた。
  • IM03はIM01の正常上位機種だろう。IM01ではこもっていた音がすっきりと聞こえる。音域もIM01より広い。予算があればIM03を買っていた。
  • IM01はバランスは良いがIM03よりこもって聞こえる。しかし、許容範囲内であるのでIM01を選択した。
  • IM04はデモ機が無かった。
結局IM01を購入したが、これは聞き疲れしない音を出す。レビューを見ると同じ事を言っている人が多い。聞き疲れしないかどうかは長くて数分の店頭の視聴で判断できることではなく、運が良かった。そして、さすがに高い機種だからか耳に良く合う。

と、書いたが、イヤホンのレビューを見ていると言っていることが全く正反対は事がよくある。IM02,IM03と比べてIM02最高という人も居る。IM01最悪という人もいる。なかなか不思議な現象である。ゾンビのように耳が腐っているとかいう問題ではなくカナル型は耳の形に依存してしまい聞こえ方が人により異なるということなのだろう。

調子に乗って運動用に安いカナル型イヤホンを購入した。5千円以下を聞き比べた結果JVC-FXH20を選択。最も売れてる機種の一つとのこと。聞いてみると確かに良い。しかし、家に帰って長時間聞いてみると、きわめて攻撃的な音で、聞き疲れする。agingで攻撃度は少なくなったがIM01に比べると長時間は疲れる。しかし、メリハリの良い音を聞きたい場合は合っている。FXH20はイヤーピースがなかなか合わずに苦労した。そんなに耳が小さいわけではないはずだが、結局最も小さいイヤーピースを選択し、ぎゅっと押し込むことで安定して装着が可能になった。

この価格帯だとshure 112の音も好みに合って良かった。FXH20よりも攻撃的なことは無いはずで、112の方が聞き疲れしないに違いないが、昔、外国製品の不良品の交換でとても時間がかかって言語同断だったことがあったので外国製は外している。

調子に乗って新しいイヤホンを探している。効果なイヤホンを買うことに意味があると思えたので次はもっと高価はモデルを選択したいと思った。聞き比べたところ、IM01とはかなり周波数バランスが異なるがJVC FX850がよさそうだった。IM01の中域に集まった周波数バランスでなく、高、低周波数に広いという印象を持った。好みの音で異なる特徴を持っているのでちょうどよいだろうと思える。

audio technicaのIMシリーズがとてもよかったので、ATM-CKR9、CKR10も試してみた。これは店によってかなり評価異なった。ある店で聞いてみた時は透明度が高く良い音だった。しかしその後、別の店で聞いてみると、製品化するのが理解できないほど酷い音だった。ネットの評価でも100点か、0点かの評価を付いている。個体差がかなり大きいのか、agingの効果がとても大きいのか分からないが、私が経験した事が他の人にも起きているのだろう。危険なのでCKRシリーズは選択肢から外す。

イヤホンに興味を持ち探していると、イヤホンを製造している会社はとても多いことが分かる。外国の会社だと思っていた会社が実は日本の会社であったりする。私はfinal audioが外国の会社だとずっと思っていた。final audioのline upに比べて流通していない状態を見て、日本の会社が作っていると思う人がどれだけいるだろうか。というよりオーディオはマニア向けの会社が多いということなのだろう。他にも、特徴がある製品を作っている日本の会社がある。
  • 茶楽音人:とんぐり、ちょんまげ、と製品の形と名前をお笑いの方向に寄せている。
  • acoustic effect :写真を見る限りとても綺麗なイヤホンでmade in Japanにこだわっておりとても興味がある。しかし、火山国日本での使用で、銀線は硫黄と反応して劣化しないのかが気になる。妻の銀製のアクセサリーを温泉に持っていったらあっという間に真っ黒に変色したことを思い出す。
閑話休題、せっかくの日本の会社で良いものを作っているのにあまり流通してもいない状態は何とかならないだろうか。